PCをHP Spectre x360 14-euに替えたのでレビュー!ゲームベンチマーク編

PCをHP Spectre x360 14-euに替えたのでレビュー!ゲームベンチマーク編

前回の外観編に続いて、今回はForza Horizon5、Forza Horizon4のベンチマークモードの計測をしたので結果をお届けしたいと思います。ついでに3Dmarkの無料版で計測できる「Time Spy」とCinebench R23でも計測したので、そちらの数値も共有できればと思っております。

おさらいですがワタクシが今回購入したHP Spectre x360 14-euのスペックはコチラ。

プロセッサインテル Core Ultra 7 プロセッサー 155H
メモリ32GB オンボード (LPDDR5x-6400MHz)
ストレージ1TB SSD (PCIe Gen4x4 NVMe M.2)
グラフィックスインテル Arc グラフィックス (プロセッサーに内蔵)
ディスプレイ14.0インチ・ 2.8K ブライトビュー・OLEDタッチディスプレイ
バッテリー駆動時間最大13時間 バッテリライフ
重量約1.44kg
本体サイズ約313×220×16.9(最薄部) (mm)

ゲームを最大限に楽しむため、フレームレート60fpsを目標に頑張ってもらいます。前回お届けしたGPD WIN4 2023のベンチマークの感覚に近しいスペックのはずなので、

Forza Horizon 5:グラフィック設定 プリセット高
Forza Horizon 4:グラフィック設定 プリセットウルトラ

でのベンチマークを計測しました。

電源周りの設定

HP Spectre x360 14-euは電源の接続状況によってプロセッサの性能を調整してくれます。ゲームを行うときはできる限り持ちうる力を発揮してほしいので、WindowsとmyHPというアプリの設定を以下の設定にしています。

Windows 電源設定:最適なパフォーマンス
myHP システム制御 設定:パフォーマンス

ほか、グラフィックドライバをその時点で最新のものに入れ替えております。その際Intel Arc Controlという設定アプリも使えるようになり、アクティブテセレーションと鮮鋭化フィルターといったものが使えるようになりましたが、ベンチマーク上は違いが判りませんでした。

HP Spectre x360 14-euのディスプレイはリフレッシュレートが120Hzまで対応しており、今回は基本60Hzで行っています。Forza Horizon 5のエクストリーム設定のベンチマーク結果のみ、120Hzで走らせてしまいましたが、60Hzと120HzでFPSに大きな差は出ませんでした。

3DMark Time Spy の計測結果

設定
スケーリングモード:Centered
解像度スケール:Automatic

ではさっそく、基本ともいえる3DMark Time Spyの結果です。数値は見ての通りです。Intel Core i7 Ultra 155HのArc Graphicsの数値としては及第点ではなかろうかと思います。HP Spectre x360 14-eu は特段遅いとかそういうことはなさそうですね。数値だけ見るとGPD Win4 2023の Ryzen7 7840 Radeon 780Mよりも高い数値が出ているようですね。

Forza Horizon 5 ベンチマークモード計測結果

グラフィック設定:高
解像度:1920×1080

できる限り60FPSに近づけられる設定ということで、グラフィック設定を”高”にで計測しました。結果は41FPS。先日のGPD WIN4 2023に比べるとちょっと物足りないフレームレートに。
結果が少し残念だったので、もう少しFPSを上げられないか設定に手を入れてみます。Forza Horizon 5は超解像技術に対応しており、AMD FSRを”パフォーマンス”に設定して計測をしてみました。結果はちょっと上がって45FPSに。全体的なスムーズ感もこちらのほうが高かったように思います。
参考までにグラフィック設定を”エクストリーム”にして計測したものもご紹介。22fpsなのでさすがに30fpsを切ってしまうとレースゲームとしてつらいものがありますね。
続いてはForza Horizon 4の結果です。グラフィック設定を”ウルトラ”にして計測したところ、48fpsとなりました。こちらもやはりGPD Win4 2023がほぼ60fpsで動作していたので残念。30fpsは上回っているので、ゲーム自体は問題なくプレイ可能な範囲とは思います。とはいえ!やはり60fpsに近しいところでプレイはしたいところ。

CineBench R23 計測結果

CineBench R23の計測結果です。Multi、Singleともに素敵な結果だと思います。13世代 Core i7と同等もしくは若干負ける。ぐらいのパフォーマンスらしいですね。NPUを活用するアプリケーションが広まるかどうかか鍵でしょうか。

Ryzen7 7840 Radeon 780M搭載のGPD WIN4 2023と比べて3DMarkの結果が良いはずなのでゲーム実行も期待をしたのですが、Forza Horizon 5、Forza Horizon 4どちらもグラフィック設定を同じくした時のFPSがGPD WIN4 2023には若干及ばずでした。Intelはグラフィックドライバの最適化が進みづらいという歴史もあったような記憶があるので、これからドライバの最適化が進むといいなと思い始めてます。

あとはRyzenに比べると消費電力当たりの性能が良いというような記事も読んだので、実行FPSが若干及ばないにしても、バッテリーの持ちが良いといったメリットがあるかもしれません。(Intel Core Ultra 7 155Hを搭載したゲーミングUMPC出てきますけど、けっきょくRyzenのほうがバッテリー食っても実行速度出せるのではなかろうか。という気がしています)

突然ですがディスプレイの満足度が高い!

ゲーム実行については(Forza Horizonだけですけど)ベンチマークをお届けしました。ゲームに関しては若干残念な結果となりましたが、、HP Spectre x360 14-euは14インチ2.8K(2880×1800)の有機ELディスプレイを搭載しているんです!高精細で高輝度・再現性の高い色味を味わうことができます。ディスプレイの表示品質は満足度にけっこう直結してきていて、高精細な画面を見ているだけで買ってよかった感が高まります。MacBook Pro14のdpiが254dpiに対して、243dpiとなっているためMacBook Pro14にも負けないdpiだぞと。

最後に

HP Spectre x360 14-euのレビューを2回に分けてお届けしました!IntelのNPUが統合されたCPUを搭載したということで、将来的にAIアプリケーションをPC本体で処理することが増えるようであれば、NPUのパフォーマンスに期待をしたいところです。HP Spectre x360 14-euは本体のつくりやタッチパッド、有機ELディスプレイなどハイエンドノートPCとしての魅力もあり、購入してよかった感がサイコーに高まるノートPCでございました。1.44kgの重さだけ残念ですが持ち歩けないことはない。ワタクシは頑張って持ち歩いてたくさん使ってみたいと思います。

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