音楽の聴き方も大きく変わり、定額サブスクリプション型のサービスを利用することが一般的になりました。とはいえ、サブスクや音楽配信サイトに入ってこないアーティストや楽曲もまだまだ多いことは事実。サブスクも音楽配信も対応していないアーティストでも、CDだけは入手可能だったりしますよね。
CDを入手してもCDとして再生せずにPCでリッピングしてしまう方がほとんどだと思います。そんな市場状況において、ポータブルオーディオCDプレーヤーはソニーなどの大手メーカーは姿を消し、一部のメーカーが手頃な価格で再生できるプレーヤーをリリースしている状況に。
CDが持ち出しメディア全盛だった頃は、薄型マグネシウムボディに衝撃吸収機構、高音質回路搭載など、オーディオとして楽しめるプレーヤーが多く出ておりました。今、CDをオーディオ的に楽しもうとすると、使ってみたいプレーヤーがなかなかない状況に。。
と、そこにオサレ家電のamadanaが、クラウドファンディングのmakuakeに小型のCDプレーヤーのプロジェクトを掲載しました。それが、今回のAmadana Music CD プレーヤー / C.C.C.D.P.です。(メーカー製品情報サイトはコチラ)
makuakeのプロジェクトページには特徴が書かれています。
- インテリアとしての佇まいを持つ、Bluetooth付きCDプレーヤー
- USBバスパワーで駆動。モバイルバッテリーを利用することで外出先でも再生可能
- レコードプレーヤーを彷彿とさせる 有機ガラスのトップパネルと温かみを感じさせる天然木の突き板
モバイルバッテリーで動かせ、Bluetoothでモバイルスピーカーで音を出すことができるのは、仕様面で魅力的。(詳細の仕様はプロジェクトページを参照→コチラ)
天板には有機ガラス。ガラスって書いてるのですが、有機ガラスはいわゆる樹脂のことですね。アクリルみたいな。われわれが普段ガラスと言っているものは無機ガラスです。“有機“ガラスの有機がすっ飛んで硬いガラスのイメージで購入すると、ちょっとびっくりします。細かい傷もつきやすいので、指紋を拭いたりするときは注意したいところです。
天板を開けるとCDの読み取りレンズと操作パネル、LEDのインジケーターが現れます。操作ボタンはスピン加工された金属のようですが、実際は金属調のプラスティック。見て素敵、触ってガッカリ。
トラック番号、時間が表示されるほか、リピート・ランダム・Bluetoothの利用状況などが表示されるLEDのインジケーター。天板に透けて素敵な感じ。
makuakeにて商品化が決定し、その後、タワーレコードやHMVでも一般販売されています。ワタクシはどうしてもすぐに欲しくなり、タワレコの店頭在庫をサイトで確認して買いに走りました。
makuakeでのリターン品は、ユーザーに届いてからいろいろな不満が上がり(特にBluetoothのノイズ)、amadanaでも対策をしてユーザー対応をしていました(対策内容や経緯についてはコチラ)。一般販売のものは対策済みのものとなっているようです。残念ながらBluetoothのノイズは若干残ってしまっていおりますが。。
いろいろとスタートダッシュが大変だったようですが、実際に音楽を聴いてみると、力強いしっかりとした音を聴かせてくれました。価格も税込13,200円とリーズナブルなので,インテリア性を狙って本機を試してみるのは全然ありです。Bluetoothのノイズも無音状態ではもちろん聞こえてきますが、実際に音楽を鳴らすとそこまで気にはなりませんね。
デザイン気に入ってしまったので,ついHacoaのモバイルバッテリーを木素材合わせで買ってしまいました。一緒に使うとさらに素敵で満足度が上がります。
モバイルバッテリーで給電し、ワイヤレスで先日ご紹介したグラスサウンドスピーカーと接続して、CDジャケットのブックレットを読みながらコンパクトな環境で音楽を楽しむ。というのも、われわれ世代には懐かしくも楽しいひとときを過ごすことができる時間ですね。