前回、ソニーの“CDウォークマン” 『D-E01』を使えるようにしました!と書きましたが、外装がキレイな不動品を購入したところ、内部基盤が腐食して使えなくなっていたという状態でした。基板の修理はほぼ不可能なので、完動品を購入し移植するという方法で使えるようにしています。
今さらニーズもあまりないかと思いますが、“CDウォークマン” 『D-E01』の分解手順をご紹介です。
本記事では分解を推奨しておりません。ご自身の意思で作業される際の参考になればと思います。
分解の手順は以下の通りです。
- 外装のビスを外す
- ボディ上部を外し、ボディ下部とディスクスロットが接続されているビス(2つ)を外す。
- ボディ上下が分離するので、ボディ下部のパーツ、基板の固定ビスを外していく
- ボディ下部のメッキパーツ、ディスク挿入口のグレーのパーツを外す
- CDピックアップのコネクタを基盤から外す
- CDピックアップとボディ下部をとめている、フレキの両面テープを慎重に剥がす
- 基板を裏返し、CDピックアップのフレキをコネクタから外す
- 分解完了
ピックアップのフレキを固定している両面テープを剥がす工程以外は分解はしやすいです。特に複雑なCDスロットインの機構はボディ上面に独立して存在しており、こちらの機構に不具合がない限りは手をつけずとも基板にアクセスできるのは、設計が洗練されている印象です。さすがメカトロニクスのソニーって感じですね。
画像を交えながら、詳しくみていきましょう。
外装のビスを外すと、ボディが上下に分離します。
ソニー “CDウォークマン” 『D-E01』の分解手順でした。この商品もリリースから時がたち、外装、完動、など条件が揃わないものが多くなってきました。もはやメーカー修理も受け付けていないのでユーザーの自己責任で状態の良いものをニコイチしていくのも、いたしかた無し。というところもありますね。