消えたマーキングをデカール制作して再現

消えたマーキングをデカール制作して再現

DX超合金にはかっこいいマーキングがタンポ印刷されております。
リペイントするとタンポ印刷が消えてしまうので、リペイントされていない機種と並べると、若干の寂しさを感じるのでありました。

せっかくなので消えてしまったマーキングも再現したい!
ということで、何か方法はないかと調べたところ。。

DIYタンポ印刷 → できなくはないけど色々大掛かりで厳しい
自作デカール  → 白印刷が難しいので、濃い色のパーツには向かない。。
テプラデカール → 白も箔も出せるけど、テプラ本体から買わないといけない。

と、いくつか手法がありそうでしたが、今回は濃い色のパーツにマーキングをしないといけないので、白印刷ができるデカール印刷を頼んでしまうことにしました。

今回お願いしたのは「ハイキュープリント」さん。ホビー用途の印刷に対応しているメーカーさんで、小ロットの印刷とお願いしやすい価格帯のメニューがあります。

今回、ワタクシは枚数がそこまで不要だったことと、そもそもこのデカールがどんな品質なのかの確認もしたかったので、「トライアルコース」でA5サイズ1枚を依頼しました。

ハイキュープリントさんのWebページにわかりやすく手順はありますが、

・データー作成用のテンプレートデータをダウンロード
・テンプレートのカラーレイヤーと白下地レイヤーに、それぞれデータを作成。
・データ入稿後、ハイキューさんからデータ確認結果がメールで来るので、必要に応じて再入稿などをして、入稿完了
・入稿完了後、ハイキューさんからお見積もりと支払いの案内が来るので、お支払い。
・印刷され、送付先住所まで届きます!

こんな感じでIllustratorでデータを作成します。色はPANTONE指定が推奨。
今回はマーキングの大きさをしっかり測ってデータを作りましたが、念のために5%縮小したデータも印刷用テンプレートに入れておきました。物が小さいので、A5サイズでも充分たくさんデータが入ります。

また、どれぐらい細い線、隙間が出るのかもこの時点ではわかりませんが、データは作りたいように作って入稿しました。
(入稿して2回の再入稿と、1回の確認のやりとりがありました。1回目の再入稿は白下地レイヤーに配置するデータが、-0.05mmオフセット縮小されていなかったこと。2回目はオフセット縮小データを作ったときに、一部マーキングデータを消してしまっていたこと。最後の確認は、指定したPantoneの色が印刷機で出ないのでどうするか?という確認でした)

デカール1

入稿してから2日で印刷されたデカールが届きました。すごい早い!

デカールアップ

ほっそい抜けてるところもしっかり抜けてる。。かなり細かいマーキングも印刷できてます。

デカールアップ2

せっかくなので色も2色印刷してみました。クールグレーとウォームグレー。どちらの色も綺麗に印刷されています。すごい。

VF-31S VF-31E バストアップ

早速カットして貼り付けてみました。

VF-31S アップ2

市販のデカールのようにノリ面がカットされているわけではないので、自分で必要な分をカットして使いました。濃い色の上だと発色しづらいとのことだったので、こちらは二枚貼りしてみました。

VF-31S アップ

1枚貼りでも発色してくれるので、けっきょく1枚貼りですんじゃってます。

VF-31E アップ

チャック機も。イエローが明るいのでまぁまぁ目立ちませんが、マーキングが入って情報量が増えました。

デカール1

それにしても、データ作成の手間と若干の費用はかかりますが、こんな細かいマーキングまで自前で用意できる時代とは驚きます。デカールでこんなに嬉しいんだから、3Dプリンターはさらに楽しいのかな。

クオリティが上がる手段は、使ってみたくなりますね。

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