Bang & Olufsen Beoplay EX レビュー。いろいろ満足感が高いのはさすがB&O!

Bang & Olufsen Beoplay EX レビュー。いろいろ満足感が高いのはさすがB&O!

発売から少し時間がたってしまいましたが、Bang & Olufsen Beoplay EXを発売日に入手し、今日までほぼ毎日のように使ってみました。Bang & Olufsen Beoplay EXのレビューをさっそくしていきたいと思います。

Beoplay EX ケース
Beoplay EX ケース2
Beoplay EXのケースです。Beoplay E8 3rdでは革張りだったケースですが、前作のBeoplay EQからアルミのケースになりました。Beoplay EXもほぼ全面がアルミで、底面のみラバー素材となっています。サイズ感は小ぶりで、AppleのAirpods Proのケースより一回り大きいぐらい。Beoplay EQよりは小さく感じ、Beoplay E8 3rdとはほぼ同じぐらいのボリューム感です。さらっとした表面加工に、BANG & OLFUSEN と刻印が入っています。
Beoplay EX 本体
Beoplay EX 本体アップ
ケースを開けるとこんな感じです。Beoplay EXはAirpodのようなステムデザインと呼ばれるスティック型になりました。最近はこの形も見慣れた感がありますが、これまで円形のデザインで続いていたBeoplayシリーズだったので、このデザインは賛否が分かれそうですね。

このデザインになった理由として、ドライバユニットを9.2mmの大型のものを搭載するにあたり、様々な部品をステム部分に逃がすことで実現ができているとのこと。また、ステム部分がアンテナとなって接続安定性が向上するなどが公表されています。
Beoplay EX 本体2
ケースから取り出してみました。確かにドライバ部分のふくらみが大きく、大きなドライバユニットが搭載されていそうな感じに見えますね。Beoplay EXではタッチセンサー部分がガラスとなり、モノとしての質感もとても高く、透明感と光沢感がキレイです。タッチセンサー部の周辺にはアルミの削り出しリングが配置されており、このちょいキラ感も高級感があります。本体のマットグレーも樹脂ながら絶妙な触り心地と色味、光沢感でセラミックのように感じる質感。さすがBang & Olufsenの製品はデザインが素晴らしい。カラーはターコイズのような色味のAnthracite Oxygenを購入しました。女性モノのようなイメージかなと思いましたが、ターコイズ過ぎず、グリーンのニュアンスもありカッコイイカラーだと思います。
Beoplay EX 本体厚み
Beoplay EXの厚み方向が少しでも伝わるように、正面からも撮ってみました。そこまで薄型というわけでもありませんが、厚みが気にあるというレベルではないかなと。
Beoplay EX 本体厚み2
大きなドライバユニットが入ってそうな本体です。イヤーピースもカラーに合わせたものが付属しています。
Beoplay EX マイク
ステムの先端には収音マイクの穴があります。マイクについては公式サイトにて下記の説明があります。

口に近い配置となるよう設計されたスティックに6基のマイクを内蔵し、着信に応答するにも電話をかけるにも快適に。バックグラウンドノイズ対策には、自分の声と他の音を判別できるインテリジェントなビームフォーミング技術を採用し、いつでもクリアな通話を実現します。

Bang &Olufsen 製品情報ページより。Beoplay EX – Bang & Olufsen Stores Japan (beostore.jp)


音質について

Beoplay EXは9.2mmの大きなドライバーユニットを搭載しているだけあり、Bang & Olufsenのイヤホンとしては珍しく低音なとても豊かな印象です。豊かな低音にB&Oらしい透明感のある中高音が乗ってきます。全体としては好印象な音質です。音の解像感もあり、上質な印象の音楽を聴かせてくれます。これまでのBang & Olufsenのイヤホンよりも少し一般的なテイストになっているので、例えばBeoplay E8 3rdのような傾向が好きな方には、少し印象が変わってくるかもしれません。

ノイズキャンセリングについて

ノイズキャンセリングについては、ソニーのWF-1000XM4に比べると、そこまで強力なものではありません。おそらく音質とのバランスをとったのではないかなと思います。このあたりは何を重視するかによるので、強力なノイズキャンセリングを求めるのであれば、ソニーやAppleなどほかの選択肢を考えることもありかと思います。もちろんONにしたときには、ちゃんとノイズキャンセルされていることはわかるので、騒音があるところではとてもありがたい機能です。

接続性について

接続性については問題は感じませんでした。接続元をXPERIA 1IIIとウォークマンA100シリーズで、通勤時間帯の電車、魔の品川駅コンコースで試してみましたが、ほぼ切断されずに使用できました。魔の品川駅コンコースは新幹線改札付近で接続が乱れましたが、他はおおむね問題を感じませんでした。さすがのBang & Olufsenもワイヤレスイヤホンのリリースを重ねているので、接続性に大きな不安はなさそうです。

装着感

Beoplay EXの装着感は、少し耳の中で圧迫感があるものの、長時間つけていても耳が痛くなることもなく使えます。さすがに1時間超えてくると若干気になってきますが、耳の健康のためにも長時間の連続使用は避けたいところです。ちなみに、ワタクシ超ソニーファンなのでWF-1000XM4も大好きなのですが、残念ながら耳にあまり合わずけっこう痛くなってしまうので、Beoplay EXのほうが装着感は高いと評価しています。

少し困ったところ

使用するうえで少し困ったところは、ペアリングの際にケースが必要となるところでした。まれにプレーヤー側とうまく接続ができないときに、再ペアリングを試みたいことがありますが、Beoplay EXではケースに収めた状態じゃないとペアリングができません。ジムで荷物が最小限の時に対応ができないので、Beoplay E8 3rdのようにケースなしでもペアリングができるようになっていてくれるとありがたかったです。と、ここまで書いていて思いましたが、あまりケースを持たずにいる場面てないのかもしれない。。そうすると対して問題ではないのかもしれないですね。

他機種と比べて総合的にどうなのか?

ワタクシがこれまで使っているのは、ソニーのWF-1000Xシリーズ、Beoplay E8 3rd、ヤマハ TW-E7Aになりますが、Beoplay EXは今のところ一番気に入って使っています。ノイズキャンセリング、接続性、音質などの総合力でソニーのWF-1000XM4は素晴らしいのですが、Beoplay EXは音質においてアドバンテージがあると感じています。B&Oらしさを感じる音が聴いていて心地よいため、最近は一番持ち出す機会が多くなっています。

価格が少し高めの商品なので、コストパフォーマンスが良いかというと難しいですが、価格に見合った価値と、使うことによる満足感が非常に高いという点では、あの高級オーディオブランドのBang & Olufsenの製品を4万円で体験できる。という点においてパフォーマンスが高い。と言わざるを得ないのではないでしょうか(笑)。

あまりスペック競争に走らなそうなBang & Olufsenが9.2mmの大型ドライバーを搭載したり、ノイズキャンセリングや防水、aptX Adaptiveに対応したり、ワイヤレスイヤホンの世界でトレンドを抑えつつBang & Olufsenらしさをしっかり感じさせる製品をリリースしてくれたことは、消費者としてはうれしいですね。

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