オレンジイエローがまぶしい Nothing Ear (a) をレビュー

オレンジイエローがまぶしい Nothing Ear (a) をレビュー

耳は一組しかないわけですが、気になる完全ワイヤレスイヤホンはどんどん出てきてしまうわけで。。イギリスのスマホメーカー、Nothingがリリースしている Nothing Ear シリーズにオレンジイエローが素敵なモデルが加わったので、そのデザインだけで購入してみました!

Nothing Ear (a) ケース収納時正面
透明感の高いクリアな素材と、輝くオレンジイエローのカラーがステキ!もうこのモデルはこのデザインだけで欲しくなってしまうものなので、音質とか機能の性能とかどうでもいいのではないかと思ってしまいます。
Nothing Ear (a) ケース収納時 フタ開
フタを開けてみました。厚手のクリア樹脂にオレンジイエローの台座が収まっていてかっこよい。台座の左下にはイヤホンを充電時に白く光るLEDが存在しています。
Nothing Ear (a) イヤホン正面
イヤホン本体をケースから取り出してみました。透明感の高いクリアなステム部分と、ブラックとオレンジイエローのハウジング部のコントラストがステキ。
Nothing Ear (a) イヤホン右 側面
Nothing Ear (a) イヤホン左 正面
イヤホン本体を左右それぞれ見ると、ハウジング部はAir Pods Proっぽい印象があります。ステム部分はそこまで長くはなく、実物はけっこうコンパクト。
Nothing Ear (a) イヤホン本体厚みチェック
ドライバサイズは11mmと大きめのものが搭載されていますが、ハウジングはそこまで厚みがある感じも受けません。
Nothing Ear (a) イヤホン ステム部アップ
Nothingシリーズの特徴でもあるクリアなデザイン。Nothing Ear (a)も小さいボディですがクリア樹脂が薄く、透明感が高いもので成形されており、中に納まっている部品がキレイに見えています。思えばトランスルーセントブームとかいろいろありましたが、これだけボディが薄く透明度が高いものはなかったので、それだけで未来感がありますね。
Nothing Ear (a) イヤホン左側面アップ
ステム部の外側にはNothing Ear (a)とプリントも入っていて精密感がすごい。この感じ、一時期の吉岡徳仁デザインを思い起こさせる雰囲気です。
Nothing Ear (a) wf-1000xm5比較1
けっこうコンパクト。といってもわかりづらいと思うので、ソニーのWF-1000XM5を隣に持ってきました。WF-1000XM5もケースとイヤホンともにコンパクトなのですが、大きさの違いが伝わるでしょうか。
Nothing Ear (a) WF-1000XM5 イヤホン本体比較
イヤホン本体同士でも比較。Wf-1000XM5はステム部分がないのでかなり小さく見えます。Nothing Ear (a)のデザインとの違いが面白いですね。
Nothing Ear (a) アプリTOP
接続アプリのデザインもすっきりしていてわかりやすい。昨今のイヤホン接続アプリのトレンドを感じるデザインです。
Nothing Ear (a) アプリ イコライザー
こんな感じにイコライザを設定できたり、ノイズキャンセリングや低音の設定などもできるようになっています。

音質について

価格(購入価格 14,800円)を考えると音質は十分以上なお得感を感じるモデルかと思いました。音のクリアさも十分だし、トラックの分離感も十分かなと思います。若干音の解像感に物足りなさを感じますが、モニターサウンドというよりはオーディオとして音楽を楽しめる音になっているのではないかなと。どちらにしても価格から考えると十分満足できるものではないかとおもいます。

ノイズキャンセリングについて

ノイズキャンセリング性能はとてつもなく強力というものではありません。ONOFF比較をしなければ、ONの状態でイヤホン自体の遮音性かなと思うぐらいのノイズキャンセリングです。OFF時と比べると明確に効果がわかるのですが、ずっとONだとそんなものかなぁ。というぐらいの印象。静寂に包まれたい人には物足りないかも。

接続性について

Nothing Ear (a)が対応しているコーデックはSBC、AAC、LDACです。SBC、AACの接続性については他と比べて劣る感じはなく十分かなと思います。問題はLDACで、とくに街中で音質重視で接続した際には途切れることが続いたり、再生速度が速くなってしまうような不安定さが見受けられます。ソニーのWF-1000Xシリーズに比べるとLDACでの接続性が若干弱い印象ですね(LDAC自体が音質重視だと外での使用がきつかったりするところもありますが)。

装着感について

これは個人差が大きいかもしれません。ワタクシは耳が大きめでソニーのイヤーチップでLLを使ってフィットするタイプなのですが、Nothing Ear (a)は付属のイヤーチップだとLでも若干小さいです。ギリギリアプリのイヤーチップテストで良好が出る感じ。耳の中での納まりももう少しガッチリしてくれると嬉しい印象でした。おそらく他社のイヤーチップでLを利用されている方までは問題なく装着できるかと思いますが、LL常用の方はちょっと要注意かもしれません。社外のイヤーチップを使う手もありますが、、イエローだと本体と合わせた色にしたいですよね。。

他機種と比べて総合的にどうなのか?

ワタクシが主に使っているBeoplay EX、WF-1000XM5、そして最近追加されたDENON Perl Proと比べると、というかそれらはハイエンドに近い機種なので致し方ない面もありますが、音質、ノイズキャンセリング、装着感で一歩及ばない感は否めません。しかしNothing Ear (a)の魅力はそういう機能面ではなく、透明度の高いクリアでまぶしいオレンジイエローのデザインが最強の魅力であり、その魅力を味わうための機能面も他機種と比べても十分満たしている!というところかと思います。デザイン気に入ったら買っちゃって失敗することはない!と言い切ってしまえるモデルです。

Nothing Ear (a) ケース収納時

Nothing Ear (a)、デザインで衝動買いしてしまいましたが、装着感がワタクシにとって物足りないにもかかわらず使いたくなる素敵なデバイスなのでした。ワタクシNothing Ear (a)を蔦屋書店で見かけて買っちゃったわけですが、ヨドバシとか量販店で売ってないっぽいですよね。買ったらすぐ使いたいタイプなので店頭で買えるチャンスが少ないのは残念ですが、こういうガジェット感が高いものが販売されていることは、素直にうれしいなぁと思う今日この頃でした。

スペックなどの詳しい情報は製品情報をご覧ください。

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