ワイヤレスイヤホンを立て続けに買っていますが、、ヤマハ TW-E7Bも発売直後に購入し、3週間ほど使ってみましたのでレビューをお届けします。
音が良くて装着感も良かった前作、TW-E7Aの後継としてTW-E7Bがリリースされました。詳しいスペックは製品情報サイトを見ていただくとして、簡単に特徴をピックアップすると、
- 大口径ドライバー搭載(10mm)
- リスニングケア、リスニングオプティマイザー搭載
- アクティブノイズキャンセリング搭載
- 外音取り込み機能(アンビエントサウンド)搭載
- aptX Adaptiveで接続可能
- IPX5 防水仕様
- 本体6時間、充電ケース16時間のバッテリー持続時間
といったところでしょうか。中でも10mmの大口径ドライバー搭載は他社でもなかなかなく、本機の独自性が際立ちますね。ちなみに先日レビューしたB&O Beoplay EXは9.2mmなので、それより大きい。
音質について
ヤマハ TW-E7Bは大口径ドライバを搭載しており、余裕のある音を再生します。楽器メーカーのヤマハだからか、デジタルな音楽よりはアコースティックな音楽のほうが本機の個性を味わえる気がします。音質はクセのないクリアな印象。大きなドライバを積んでいるからと言って、低音をブリブリ言わせるわけでもなく、聴きやすい音です。
ノイズキャンセリングについて
ノイズキャンセリングは控えめです。人の声や環境音はわりと残り、エアコンの作動音のような低い成分のノイズがしっかり消える印象。ノイズ成分だけをキャンセルするアドバンスドANCは音楽信号の劣化を抑えているらしいです。
が、、ノイズキャンセリング機能についてはワタクシ的にはちょっと違和感を覚えるところ。ノイズキャンセリングをONにすると、明らかに音の傾向が変わります。特に中高音の成分の印象が変わる印象です。バンド系のアーティストの楽曲ではそこまで違和感は出ないのですが、アイドル・アニソン系の楽曲では中高音に違和感が大きく感じます。
ノイズキャンセリングをオフにした方が、ワタクシ的には音は好みなのですが、せっかくのTW-E7Bなのでノイズキャンセリングはオンにして使っています。と、言いつつ、外の騒がしいところで使う機能ですし、そのようなシチュエーションではそこまで気にならなかったりもします。ふとね、静かな瞬間で気になるぐらいですかね。
リスニングケア、リスニングオプティマイザーについて
ヤマハのワイヤレスイヤホンの特徴の両機能、使っている感じは良い感じ。特にリスニングケアはメーカーの説明通り、小さな音量で満足感のある音楽が聴けるので、耳への負担を考えると良いと思っています。リスニングオプティマイザーは正直OFFでも良いかなと思いますが、せっかくインナーマイクまで使って処理をしてくれているので、お楽しみ機能的に使っています。
接続性について
接続性については全く問題を感じませんでした。TW-E7Aの時は接続性やらバッテリー問題で炎上しましたが、さすがに2代目は改善されてますね。快適に使えています。
装着感
大きな筐体なのですが、耳に入る部分はちょうどよい大きさになっており、長時間つけていてもそこまで負担に感じませんでした。耳にはめてから左右に回して調整するデザインについては、どこまで効果が出ているのかはわかりづらいですが(笑)、調整することでしっかりフィットさせることができました。重さも気にならず、良い感じです。
他機種と比べて総合的にどうなのか?
3万円台と考えると、やはりソニーのWF-1000XM4と比べてどうか。ということになるかと思います。ノイズキャンセリングを重視するならソニー一択になるかなと思います。あえてヤマハ TW-E7Bを選ぶのであれば、アコースティックな音楽をよく聴く方にはその価値は大きいかなと思います。アイドル・アニソンは逆にそこまで得意ではないかもなぁと思いますが、楽器のヤマハらしいといえばヤマハらしいかもしれませんね。
10mmのドライバーを搭載している機種もなかなかないので、大口径ドライバーを楽しみたい方にも良いかもしれません。
ワタクシ的にはやはりノイズキャンセリングON時の音の変化が気になってしまいますが、ヤマハの音作りは好きなので、わりと出番が増えてくれそうな気がしています。
音質ももちろんですが、表面のランダムなシボ的なデザインもヤマハらしいデザイン力を感じますね。
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