携帯型ゲーミングPC GPD WIN4 2023が届いたのでレビュー!(ハードウェア編)

携帯型ゲーミングPC GPD WIN4 2023が届いたのでレビュー!(ハードウェア編)

ゲームをそんなに熱心にやらなくなっている気がするのですが、それでも新しい家庭用ゲームハードが出ると頑張って早い時期に購入しています。が!ただでさえ熱心にやっていないので、ゲームを始めるまでのハードルが高くなっていると感じて、ますますやらなくなっていたのでした。。

そのような状況の中ウルトラモバイルPC(UMPC)が進化をしていて、ゲームもそこそこ遊べるようになったとウワサを聞き興味を持ったのでした。

して、今回選んだのはGPD WIN4 2023。PSPのようなデザインにスライド式キーボードを備えたモデルです。往年のソニーファン的にはVAIO UXを思い出したりもする機構です。

ゲーミングPCのレビューなのでハードだけじゃなくてForza Horizon5とForza Horizon4、新世紀GPXサイバーフォーミュラSIN VIER 利用時のベンチマークも紹介したいところなのですが、長くなってしまうのでレビューを分けたいと思います。

デザインはPSPっぽい。6インチ 1920×1080解像度の液晶画面です。液晶画面の周りに金属が使われていて、持った感じはけっこうガッシリ。マグネシウム合金も使っているとのことで、そのあたりも往年のVAIOを思い出しますね。

購入したGPD WIN4 2023のスペックはこんな感じです。

プロセッサRyzen(TM)7 7840U
メモリ32GB(LPDDR5x 7500MT/s 32ビットクアッドチャンネル
ストレージ1TB(M.2 NVMe 2280×1)※512GBで予約しましたが届いたのは1TBでした
グラフィックスAMD Radeon(TM) 780M
インターフェースUSB4(40Gbps)×1
USB3.2 GEN2 Type-C(10Gbps)×1
OCuLink×1
3.5mm ヘッドホン/マイク端子
MicroSDカードスロット
バッテリー容量45.62Wh
バッテリー駆動時間処理の重いゲームや作業:約2時間
普通程度のゲームや作業:約3~6時間
処理の軽いゲームや作業:約10時間
※上記は1例であり、特定の使用環境に応じて駆動時間は変動します
重量約598g
本体サイズ約220×92×28(mm)

GPD WIN4の前モデルからプロセッサがRyzen7000番台になり、内蔵グラフィックスもRDNA3に世代が上がりました。

本体を見ていきたいと思います。何度も言ってますがPSPを思い出させるデザイン。6インチの画面もフチが狭めでいい感じです。
本体を下から。下面はUSB-Cと謎のスロットがあるのみのシンプルな構成
右側面です。こちらはリセットボタンのみ。本体の厚みもわかるかと思います。若干厚さを感じますが手に持ったりバッグに入れて持ち運ぶときには気にならない厚さです。
上面です。上面はいろいろ充実していて、LRボタンに始まり、小ぶりな電源ボタン、ボリュームボタンと、USB-C端子、OCuLink端子、イヤホン・マイク端子が並んでいます。エアフロー確保の穴の見えますね。
左面です。こちらはMicroSDスロットと、本体のコントローラーをマウスモードに切り替えるスイッチ。
背面は放熱の穴が広めに開けられてあります。グリップにあたるところに背面ボタンも。サウンドがdtsに対応しているようで、曲がったステッカーがお茶目です。背面は金属なのかわからないのですが、届いたときはひんやり冷たい感じでした。

続いて本体の操作系を見ていきましょう。

十字キーとその周辺。十字キー下の丸いものは指紋認証です。その下にはスピーカー穴が見えますね。十字キーは少し小さい印象ですが押し心地は悪くなく、格闘ゲームなどもやれる感じです。
本体右側には4ボタンが配置されています。こちらもサイズは小さい感じがしますが、押し心地など問題ない印象。よく見ると〇×△□が描いてあって芸が細かい。
左右に設置されているスティックです。高さもストロークもけっこうあります。もちろん押し込んでボタンとしても機能します。普通に今どきのゲームをやるのにも耐えられそうです。この辺はどちらかというと耐久性が気になりますが、こればかりは使い続けてみないとわからないですね。
LRボタンは上下1、2が配置されています。PSPからちゃっかり進化してますね(笑)。1側ボタンは透明素材になっていて、ゲーミングPCらしく色たくさん光るみたいです。2側ボタンはアナログストロークに対応している感じがします。どちらのボタンも押し心地やボタンのポジションは悪くありません。PSPとか懐かしい感じすらします。
本体右下にはスタートボタンと小さなランチャーが立ち上がるmenuボタンが設置されています。スタートボタン上の正方形の光沢デバイス、これ、懐かしのポインティングデバイスですね。シャープのガラケーに積まれてたりしたやつです。覚えてますか?Windows操作の時に使いますが、わりと使えるので驚きです。
液晶画面をスライドするとキーボードが出現します。VAIO UXを思い出すデザイン!液晶画面のスライドはとくにスプリングなどが仕込まれていないので、すべて自分の力で行います。そのあたりはVAIOとの違いがありますね。
VAIO UXから進化を感じた点は、このキーボードがそれなりに使えるというところ。VAIO UXは平面すぎて打ちづらかったキーボードでしたが、GPD WIN4 2023のキーボードは微妙な高さが出してあって好印象でした。こういう微妙な高さの調整とか、日本の得意分野かと思っていましたがもはや深圳。。って感じなんですね。
Windows11搭載です。6インチのフルHD解像度だとだいぶ細かいですが、使って使えないことがないサイズ感。外付けモニターを使った方が無難だと思いますが、インストールとか設定とかそういう作業は全然苦にならない感じでした。

GPD WIN4 2023のハードウェアに注目してレビューをお届けしました!サイズ感や重さは携帯ゲーム機と言われても違和感がないレベル。そしてゲーム機というにはだいぶしっかりした造りの筐体で、ガジェット的にも満足度が高いモノでした。そして重要な、実際のところゲームでの使用はどうなのよ?という点は、次回お届けしようと思います!

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